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講師紹介

多摩の森ピアノ教室の中村幸子

多摩の森ピアノ教室 講師
中村幸子

はじめまして、多摩の森ピアノ教室の中村幸子(なかむら ゆきこ)です。

これまで小金井で20年ほどピアノ教室を営んできましたが、このたび(2023年4月)日野市程久保の我が家でピアノ教室を立ち上げる運びとなりました。

この地で教室を立ち上げることは、私にとって大きな喜びです。
2018年の秋にこの地に初めて来て、緑あふれる豊かな自然、多摩動物公園に隣接して、生き物の息吹が聞こえるような大地に一目ぼれして、大急ぎで越してきました。澄んだ空気と水がすぐに気に入りました。その思いは今も褪せるどころかますます強まっています。

ここにピアノの音が響き、こども達の笑顔がはじけたらどんなにステキだろう!と思うとワクワクしてきます。程久保の大地に私達が根付くように、ピアノ教室もこの地に根ざして行けたらいいな、と思っています。
この土地が大好きな私の熱い想いはこちら

目次

略歴

  • 東京芸術大学音楽学部楽理科卒業
  • 財団法人府中文化振興財団・府中の森芸術劇場、財団法人日本音楽教育文化振興会、日本音楽教育学会事務局、日本女子大学児童学科および立教大学教育学部実技助手を経て、現在ヤマハPSTA指導者

2023年5月に人生7匹目の猫をお迎えして、夫と娘(20代後半)との4人暮らしです。
星空を見上げるのが趣味。
ちょっとだけ鉄オタで、電車は「見る・乗る」が専門(詳しくはこちら)。

2005年にクリスチャンでもある人生の師匠と出会い、コーラスとアロマの勉強を始めて現在まで続いています。
2013年に私自身も調布市の保恵キリスト教会で洗礼を受けました。月に1度奏楽のご奉仕をしています。2016年に夫も同教会で洗礼を受けて、一緒に通っています。
私がクリスチャンになった経緯 ~ バッハの宗教曲、人生の質を変えた師との出会い

ピアノ講師という仕事の喜び

ここでは、私がピアノ講師という仕事から感じる喜びや、講師としての姿勢について語っていきます。

子ども達の成長に寄り添えること

ピアノ講師の仕事を始めてから(※)、間もなく20年になろうとしています。この仕事をしていて一番うれしいのが、お子様の成長に寄り添えることです。最初の頃の生徒さんは、娘の保育園時代からのお友達だったので、本当に小さい頃から知っていました。
小金井教室の立ち上げ当初のお話はこちら

その後に知り合った生徒さんも、最初は年中さんぐらい…その妹さんや弟さんは、まだお母様のお腹にいて…。そんな小さなお子様達が、最初は話すのもカタコトで可愛らしかったのが、やがてピアノの前に座り、音を出して喜び、両手で弾けるようになる…。さらにちゃんと曲を弾くようになり、いつしか合唱コンクールの伴奏を引き受けてきたり、「ここのところはこう弾きたい」なんて言い出したりする…。

子供の成長とはなんとすごいのでしょう!

結構みなさんが長く通ってくれるので、ひとりの生徒さんと10年ぐらい付き合ったりします。妹さんや弟さんがいるとさらにそれ以上の年月、家族ぐるみのお付き合いになります。こんなお仕事が他にあるでしょうか!

そうやってつき合ってきた生徒さんも、やがて部活や受験を機に去って行きます。それは寂しいことではありますが、それだけ大人に近づく…という旅立ちの時なのです。

子どもは好きな先生の科目が得意科目になる

講師になってすぐの頃、教材についても悩みましたが、講師としての在り方もずいぶん考えました。そして思い出したのが、小学生の頃「好きな先生の科目はだいたい得意科目」と聞いて「当たっている!」と思ったことでした。そこで「生徒さんに好きでいてもらえるように努力してみよう」と思いました。

ひとりの大人がひとりの子どもに真剣に向き合って音楽を教える

もちろん教えるということに手は抜きませんが、生徒さんのペースに合わせるようにしています。そして思ったのですが、個人レッスンって結構贅沢な時間です。お約束の時間の中で、ひとりの大人がひとりの子どもに真剣に向き合って音楽を教えるのです。生徒さん達を見ていても、それは結構うれしいことのように思えます。

小さな生徒さんがやって来て「あのね、今日学校でね…」なんて話してくれたりすると、とても嬉しくなります。時々折り紙などの小さな贈り物をもらうこともあります。「先生にあげよう」と思って作ってくれたその気持ちは、私にとってはかけがえのない宝物です。

音楽を介して、時空を超えて無数の人々とつながり、ひろがる

講師になりたての頃に行ったいくつかのセミナーの中で、ある講師の方がおっしゃっていたのですが「ピアノ講師のステキなところは、何百年も前の作曲家の作品を、これからの時代の人に伝えられること」。まさにそうです。

もちろん大作曲家の作品を素晴らしく演奏できる奏者の演奏があってこそ次の時代に伝わって行くという側面もありますが、もっと裾野の私たちでも演奏して楽しむことができるのです。あるいは教えている子が演奏家になるかもしれないし、音楽を教える人になるかもしれないし、あるいは親として子に教えるかもしれないし…可能性は無限に広がります。

日本女子大学で、将来保育士や幼稚園の教諭になる人達にピアノを教えていたことがあります。立教大学でも小学校の教師になる人にピアノを教えていた時期があります。そんな時、学生さん達が将来教えている姿と、その向こうにいる子供たちの姿を思い描くことがありました。なんという広がり、なんというつながりでしょう。

身近なところに目を転じると、お教室の生徒さんの姿の向こうにも、お父様やお母様をはじめとした家族の皆さまの存在を感じることがあります。そこにはたくさんの愛情がつめ込まれています。そもそも音楽を身に着けさせようとお月謝を出してくれること、送迎をしてくれること、声をかけたり励ましたりしてくれること…。音楽を続ける、もしくは身に着けるというのは、目に見えない貯金のひとつのように感じます。

身近な人々から会ったことのない人まで、時空を超えて伝わるもの…それが音楽ですが、音楽を介して、そのつながりの中に存在することの不思議さや有難さや喜びを、ふとした瞬間に感じています。

ピアノ講師は医者であれ

これもまた講師になりたての頃に行ったセミナーの中で講師の方がおっしゃっていた言葉ですが、「講師は医者であれ、来た人を来た時と同じ状態で帰してはならない」。その時の講師の方がご自分の指導者から聞いた言葉だそうです。

つまり、生徒さんをさらに上手にして帰らせなさい、ということです。あるいは「弾けない」と悩んでいる人がいれば、弾けない原因を探り、どうすれば弾けるようになるかを伝授し、さらに元気づけて自信をつけること。…素晴らしいと思います。私もそうありたいと思います。

講師も生徒も同じ「音楽をやる人」として楽しい時間を

指導者からの言葉でもう一つステキだったこと…というより私自身が嬉しかった言葉ですが、大学受験のために師事した和声学の先生に、初めてご挨拶に伺った時、「指導者と生徒ではありますが、共に音楽に携わる者同士として、レッスンではあっても音楽を実践する楽しい時間にしましょう。」と言われたのです。

まだ音大にも入っていない、これから学ぼうとしている高校生を、ひとりの大人のように扱い、また「音楽をやる人」として接してくださるのです。感動でした。そして先ほどの「先生が好きならその科目が伸びる」理論で、実際に得意になりました。

言葉としてそうおっしゃったのは、その先生だけでしたが、その他の先生方も同じようなスタンスでした。レッスンでは緊張して委縮してしまう私でしたが、たくさんの励ましの言葉やあたたかい態度で接していただきました。これを生徒さん達に還元しないわけには行きません。そんなつもりでレッスンにあたっています。

音楽には子どもの心を癒す力もある

生徒さん達が小さかった時、将来お悩み相談なんかできたら嬉しいな…と思っていました。実際にお悩み相談にいらした生徒さんはいませんが、小学校低学年の時に登校拒否になった生徒さんが2人いました。

一人は学校には行けないけれど、レッスンには積極的に来てくれました。もう一人はレッスンでは普通だったけれど何か違和感があり、発表会でお母さまと連弾していただいたところ、心の安定をはかれた…と発表会の後にお母さまから伺いました。

その当時、私は「音楽は心のお薬」と言っていたのですが、その頃仲良くなった娘の小学校の音楽の先生が「中村先生のところは本当に保健室のようです。」とおっしゃってくださいました。
他にも学校で問題を抱えたお子様が何人かレッスンに毎週きちんと通ってきて、発表会で楽しそうに演奏するのを見て、驚かれたのです。

ちなみに登校拒否だった2人はどちらもお母さまの尽力で翌年からはちゃんと学校に通えるようになりました。そのうち1人はその後保育士になり、今ではお母さんになっています。

一家で大の猫好きです ~ 歴代のネコ6匹を一挙紹介!

我が家は一家で大の猫好きです。
私が高校生の時に初めてネコを家に迎えて以来、2021年の夏までの間に6匹のネコと暮らしました。
それぞれのネコにいろいろな思い出があります。

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多摩の森ピアノ教室

所在地

東京都日野市程久保8丁目
(多摩動物公園敷地に隣接)

042-507-4091

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