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「ピアノが、音楽が、ずっと好き」-高1のAちゃんの10年にわたる頑張りは、多摩の森ピアノ教室の理念そのもの!

Aちゃんの最初の発表会(小1)前列右から3番目がAちゃん

多摩の森ピアノ教室(日野市)の理念は、「ピアノが、音楽が、ずっと好き…弾きたい時に弾ける人になる」です。

お子様が小さい頃からピアノや音楽が好きになり、楽しく教室に通うことで、その先もずっと、大人になってからもピアノや音楽が好きなままでいてくれること…それが私の理想です。

現在高校1年生のAちゃんは、お教室に通い始めて10年になりますが、そんな私の理想、教室の理念をまさに実現するような成長を見せてくれています。

今日はAちゃんの歩みと現在の様子をお伝えします。

10年もお教室に楽しく通うとどうなるか…、これからお子様にピアノを習わせようと思う方に、

Aちゃんの姿を通してピアノを楽しく習い続ける姿をイメージしていただきたいと思います。

ピアノが好きで、とても練習熱心なAちゃん

Aちゃんが最初にお教室(当時は小金井市)にやって来たのは、Aちゃんが小学1年生の時でした。

多摩の森ピアノ教室(日野市)は、「自宅での練習」を大切にしていますが、Aちゃんはこの「自宅練習」を熱心に行う、とても向上心の強い生徒さんでした。
(詳しくはこちら→「練習」を大切にします ~5つの指導方針~

Aちゃんは決して器用なタイプではなく、指導されたことをすぐにできるわけではないのですが、できなかったことをその翌週には必ずできるようになってくる、とても感心な生徒さんでした。

「練習」について書いた以前のブログで、生徒さんを4つのタイプに分類しましたが、Aちゃんは「器用ではないけれど、熱心に自宅練習する、本当にピアノが好きな努力家」の典型的なタイプでした。
(詳しくはこちら→練習について② 「自宅練習」の大切さ ~お子様に見る4つのタイプについて~

Aちゃんの1週間の上達ぶりに、一体何度脱帽したことでしょう。

「Aちゃんは、本当にピアノが好きなんだなぁ。」

と、毎週のように感動していました。

Aちゃんの、唯一無二の音色

そんなAちゃんが、こつこつと努力を続けて10年が過ぎ、先日とうとう「ブルグミュラー25の練習曲」という教則本を終わらせて、「ソナチネアルバム」に進みました。

この「ブルグミュラー」というのは、私が全ての生徒さんに対して、このテキストが終わるまではピアノを続けてほしい、と思う教則本です。

なぜなら、ここまで終わらせておけば、その後に生徒さんがピアノをやめても、大人になってまたピアノを弾きたいと思った時に、だいたいの曲を自分で楽譜を見て弾ける、と思うからです。

この「ブルグミュラー」より難易度の高い曲まで進む生徒さんもたくさんいますが、塾や他の習い事、部活動等が忙しくなって、最後まで終わらずにやめてしまう生徒さんも結構います。

そんな中、着実な歩みを続けたAちゃんが取り組みはじめた「ソナチネアルバムの」演奏は、何ともいえない、Aちゃんらしい、唯一無二の響きがしました。

「Aちゃんが、こんなふうに弾けるようになったんだ…。」と、胸がいっぱいになりました。

のんびりと、着実に、たくさんの曲をじっくり仕上げたAちゃん

高校1年生で「ブルグミュラー」を終える、というのは、テキストの進み具合として決して早い方ではありません。

Aちゃんのテキストの進み具合がのんびりなのは、Aちゃんが今までどの曲も着実に、ゆっくりと取り組んできた…という理由もありますが、その他にAちゃんが毎年何かしら合唱の伴奏を引き受けていた…という事情もあります。

小学校の高学年では、学芸会と音楽会が隔年で行われる他、5年生では小金井市の連合音楽会があり、Aちゃんはその全てで合唱の伴奏を引き受けていました。

中学校・高校では、毎年合唱コンクールの伴奏をしていました。

合唱コンクールの伴奏は、すんなりと上手く弾けるようになる曲もありますが、なかなかスムーズに最後まで弾けない…ということも何度かありました。

練習が、とても辛く感じたこともあるでしょう。

でも、Aちゃんは諦めることなく、毎回立派にやり遂げました。

そんなAちゃんを、お母様が「誇りに思います。」とおっしゃったこともありました。

そしてコロナ禍以前は、お教室の発表会も毎年あったのですから、自分のテキストを進められる時間はそれだけ短くなります。

そのどれをも手を抜かず、しっかりと練習したAちゃん。

Aちゃんは、単に真面目だから手を抜かずに練習したのではなく、本当にピアノが、そして音楽が好きだったのです。

だからAちゃんの演奏はどれも、Aちゃんがピアノや音楽が大好きな気持ちが伝わってくる、味わい深いものでした。

そんなAちゃんの演奏に、一体何度胸を熱くし、感動したことでしょう。

第12回発表会(2017年)Aちゃん(小2)は前列右端

ご両親の育んだ「ピアノが、音楽が好き」な気持ち

お母様に聞いた話ですが、Aちゃんは家でも寡黙で、あまり多くを語らないそうです。

そしてピアノの練習はいつもヘッドホンをつけてしまうので、お母様はAちゃんの練習を全然聴けないそうです。

そんなお母様は、発表会や合唱コンクールなど、Aちゃんが演奏を披露する機会を、何よりも楽しみになさっていました。

もちろんお父様も、発表会の時はいつもにこにこしながらAちゃんの演奏する姿を眺めていらっしゃいました。

ふと思い出したのですが、Aちゃんが多摩の森ピアノ教室(当時は小金井)に通い始めた最初の頃は、お父様が毎回一緒に付き添っていらっしゃいました。

Aちゃんと同じようにお父様も寡黙なのですが、本当ににこやかに見守っていらしたのを覚えています。

Aちゃんは、そういうお父様とお母様の愛情に守られ、支えられて、「ピアノが好き」な気持ちを持ち続けられたのでしょう。

お父様とお母様は、Aちゃんの「ピアノが好き」な気持ちも育んだ、と言えるでしょう。

「ピアノが、音楽が好き」なら、努力できる

全ての生徒さんが、Aちゃんのように熱心に練習できるわけではありません。

Aちゃんを見ていると、「努力する」というのもひとつの才能であると感じます。

その意味で、Aちゃんは稀にみる才能の持ち主です。

ただ、「努力」や「練習」は、誰でもできるのです…、

ピアノが、音楽が「好き」な気持ちがあれば。

生徒さんが「ピアノが、音楽が好き」になり、そして「好き」であり続ける…それが私の理想です。

そしてそういう生徒さん達の役に立てるように、私は努力しています。

以上、本日は多摩の森ピアノ教室(日野市)の理想を実現したAちゃんを紹介しました。

Aちゃんは間違いなく、この先も唯一無二の響きを奏でながら、ピアノを、音楽を楽しんで行けるでしょう。

お子様に、「長く楽しくピアノを続けてもらいたい」と思われる方に、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

第15回発表会(2019年)Aちゃん(小4)が左隣にいます

多摩の森ピアノ教室では、無料体験レッスンを行っています。お申込みをお待ちしています。