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歴代のネコ紹介⑥ ~ ミミ太

ミミ太は、娘の10歳のお誕生日にやって来ました。

ミミ太は15年半わが家にいたので、いることが当たり前のような、いつもいる存在でした。結婚してから30年、実にその半分はミミ太がいて、そのまた半分ぐらいはミューちゃんがいて…。

娘にとっては、人生の中でネコがいなかったのはミューちゃんが死んでからミミ太がくるまでの2年間と、ミミ太が死んでからの1年半だけ…。

ミミ太はハチワレの愉快なネコでした。私のコーラスの仲間のネコシッターさんからの紹介で里親を引き受けました。吉祥寺の駅まで娘と一緒にお迎えに行ったことが、つい数日前のことのようです。ミミ太の思い出はあまりにいっぱいで、まだ記憶に新しく、というよりまだいるような気がしています。

ミミ太の特技は、呼べば必ず来ること。「犬なの?」と家族全員で笑っていました。

ミミ太も、自分の死期をわかっていたようでした。亡くなる1週間前から急に家族と一緒に集うようになりました。その頃はもうひどく痩せてやつれていて、なぜか玄関を占拠してしまい、そこから動かなくなっていたのですが、私たちが食事をしていると、その脇に来るようになったのです。元気になったようにも見えましたが、いよいよ私たちを見納めに来ているように感じました。

そして本当に最後となった日の前の夜、私がひとりリビングで座っていたら、その横にしばらく座っていたのです。ひょっとして…という気がして、膝に乗せました。しばらく座って、また玄関に戻って行ってしまいました。

翌日、外出した私の帰宅を待っていたかのように、急に容体が悪くなりました。マタタビさえ食べないので、娘に早めに帰宅するようラインしました。主人が高幡不動の駅まで車で娘を迎えに行っている間、というよりもうすぐそこに帰ってきて、車を降りて家への階段を上がってくる…という帰宅直前のタイミングで逝ってしまいました。

その時私は「間に合わなかった」と思ったのですが、後から考えると、急いで逝ってしまったのだと思います。おそらく娘や主人に旅立つところを見せたくなかったのだと思います。本当は私にも見せたくなかったのかもしれません。なぜなら、主人と娘に「いそいで!」とそれだけ文字を入力して送ったそのスキに逝ってしまったのですから。

翌日だったでしょうか…主人がミミ太の亡くなった日の朝に撮った写真を見せてくれました。主人が朝リビングにひとりでいた時に、お気に入りの爪とぎの上に立ったのを撮っていたのです。この爪とぎはトラックの形をしていて、高さがあるので、家族で食事や団らんの時、ここに座るとミミ太も参加しているように見える場所だったのです。久しぶりにそこにミミ太が乗って、主人は元気になったと思い、うれしくて写真に撮ったそうです。でも、それはミミ太にとってはお別れの勇姿だったのでしょう。そんな写真があって私も嬉しかったです。

覚悟はできていたつもりだし、そこまで5匹のネコとお別れしてきたから、ここまで長生きしてくれたミミ太に感謝…と思っていましたが、この辛さはもうノーサンキューだな…と思っています。

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