感動のキャロルコンサート無事終了!12/13(金)コーロ ルチェーレ&岸田順子 クリスマスキャロル ミニ コンサート(於:成城キリスト教会)
12/13(金)は、私の所属するコーラス・グループ、コーロ ルチェーレのクリスマスキャロル コンサート(発表会)でした。
この時期、私は自分の所属する2つの教会の特別な礼拝や、他の教会で行われる演奏会など、5つもの「本番」、つまり「人前で演奏する機会」を抱えていました。
そのどれもが大切な、貴重な機会でしたが、中でもこのコーロ ルチェーレのコンサートを、私は一番楽しみにしていました。
なぜなら、演奏曲目がどれもステキなクリスマスの曲で、クリスマスの喜ばしい雰囲気でいっぱいの、ステキなコンサートになるに違いない!と、思っていたからです。
そしてコーロ ルチェーレで、私はいつもは歌を歌っていますが、今回はピアノの伴奏を引き受けることにしました。
ピアノを弾いていても、コーラスの仲間と一緒に歌っている気持ちになれそう!と思ったからです。
実際、歌っている心地で伴奏しました。
私も、そしてコーラスの仲間達も、クリスマスキャロルの美しいメロディーとハーモニーに魅せられて、練習にも特に熱がこもりました。
イエスキリストのご降誕を表現した演奏会
夕方、ちょうど夕日が沈むころ、キャンドルで美しく彩られた成城キリスト教会で、演奏会が始まります。
冒頭は、照明を落としたまま、キャンドルの明かりだけの空間に、ピアノの独唱でヘンデルの「メサイヤ」序曲が響きます。
暗い曲調のこの曲は、神の御子が生まれる前の闇のような世界をよく表しています。
続いて岸田先生の朗読で、聖書から《イザヤ書53章》が読まれます。
イエスキリストの降誕は、生まれる前から十字架が予言されている、という内容です。
そこからコーラスの登場です。
「うまやのなかに」では、暗闇の世界に、神の御子が生まれたことが静かに告げられます。
続く「きかせてください」では一転して明るい曲調に変わり、羊飼い達の喜びを表します。
次の「ハレルヤクリスマス」は、神の御子が与えられた喜びを歌う、とても美しい曲です。
3拍子のリズムで、踊り出したくなるような楽しさにあふれています。
コーラス最後の「今日わたしたちのために」は、聖歌に似た厳かな曲です。
岸田先生のソロによる「アレルヤ」に呼応して、コーラスも「アレルヤ」と歌い、続いて「今日わたしたちのために、救い主がうまれた アレルヤ!」と全員で歌い上げ、感動的にしめくくります。
その後、岸田先生による朗読により、聖書でイエスキリストの降誕が預言された箇所《イザヤ書11章》が読み上げられ、続いてクリスマスの美しい名曲「きよらに星澄む今宵(アダム作曲・中田 羽後 訳詞」の独唱でした。
以上のように、イエスキリストの降誕が、クリスマスの名曲によって音楽劇のように繰り広げられたコンサートとなりました。
ただでさえ音響の素晴らしい成城教会に響く歌声に、聴いている人達はクリスマスの物語にどんどんと引き込まれて行き、終わり頃にはすすり泣く声も聞こえてきました。
アンコールと圧巻の全員合唱
アンコールは「あめのみつかい」。
これは「荒野の果てに」という題で有名なクリスマスの讃美歌ですが、ここで歌ったのは原曲のフランスのキャロルを新垣壬敏先生が編曲したバージョンです。
鐘が鳴り響くような伴奏が添えられています。
「あめのみつかい」に続いて「荒野の果てに」を、聴きに来てくださった皆さまとともに全員で合唱。
「きよしこの夜」と「もろびとこぞりて」も続いて全員で合唱しましたが、それはもう天にも届くのではないか…と思うほどの響きで、会堂中がひとつになったような、圧倒的な一体感でした。
全ての演奏が終わった時のわれんばかりの拍手に、聴いてくださった方々の感動が伝わると共に、演奏した私達も本当に幸せな心地でした。
新垣壬敏先生について
この日のコーラスによる演奏曲目は、すべて新垣壬敏先生が作曲、もしくは編曲したクリスマスソングでした。
新垣先生の曲はどれもシンプルでありながら、メロディーもハーモニーもとても美しくて、歌っている方も心地が良いし、聴いている方も本当に楽しくなるような曲ばかりです。
そしてこの日の演奏曲目の中の「ハレルヤクリスマス」という曲は、日本で初めて作られたクリスマスキャロルだそうです。
作曲者の新垣先生と私の師である岸田順子先生は、去年(2023年)の5月に岸田先生が新垣先生の作品を集めたコンサートを府中の森芸術劇場で開催し、以来親交があったのですが、新垣先生は今年(2024年)の10月に天に召されました。
でも、私達の歌声はきっと新垣先生に届いて、聴いていてくださったに違いない、と思っています。
新垣先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
そしてこの日のコンサートを、きっと喜んでくださったと思います。
進化するコーロ ルチェーレ、魂の歌声
私にとっても、本当に素晴らしい、貴重な演奏会となりました。
後日、岸田先生やコーラスのメンバーに聞いたところによると、それはそれはたくさんの賛辞が寄せられたそうです。
コーロ ルチェーレの進化がすごい!と。
今までの演奏会(発表会)を聴いてくださった方が、「とてもステキだったから、また声をかけて」と言って、本当に再度足を運んでくださり、そして感心したり、感動したりしてくださるのです。
コーロ ルチェーレは、もともとは歌の素人の集団、それどころかほとんどが音楽の素人、そしてコーラスを目指したわけでもない、アロマ講座の集団です。
でも、魂に触れ、人の心を動かせるような歌声を響かせる集団になろうとしています。
コーロ ルチェーレの、美しい響きをまたひとつ実現させた今回のコンサート。
私たちは、さらに、さらに磨きをかけて行くつもりです。
次回の演奏会も、ぜひ聴きにいらしてください!
コーロ ルチェーレについて、詳しくはこちら↓
異色のコーラス・グループ コーロ ルチェーレ
奇跡のハーモニー 「異色のコーラス・グループ コーロ ルチェーレ」のつづき
12/13 キャロルコンサートについての告知はこちら→12/13(金)クリスマスキャロル ミニ コンサート コーロ ルチェーレ&岸田順子 午後4時30分開演 成城キリスト教会