奇跡のハーモニー 「異色のコーラス・グループ コーロ ルチェーレ」のつづき
私の所属するコーラス・グループ「 コーロ ルチェーレ」のメンバーは、もともとアロマ講座の受講生だった…と前回のブログで書きました。
(詳しくはこちら→異色のコーラス・グループ コーロ ルチェーレ)
今日はその続き、アロマ講座がコーラス・グループになってからの、奇跡的な成長についてお話します。
アロマ講座がコーロ ルチェーレになってからの学び
今のコーロ ルチェーレのメンバーは、もともとアロマ講座を受講するために集まった人たちだから、「コーラスをする」なんて思ってもいなかった人達です。
中には学生時代からコーラスを続けている人や、歌を習った経験がある人もいる一方で、楽譜が読めない人、音程がうまくとれない人もいます。
そして私は、長年音楽教育を受けて、それを仕事にしています。
岸田順子先生は、そんなチグハグな集まりに対して、全員が納得の行く、とても丁寧な指導をしてくださいました(それだけでも奇跡的!)。
私たちは、歌のために必要な呼吸の仕方、立つ姿勢、整体などあらゆることを学びました。
そして先生が何よりも大切にされたのは、精神性、心の在り方です。
ひとりひとりの体に現れる不調やしこりは何かの形で歌に影響を与える、だからその不調に目を向けて対処して、ほぐして、またその元となっている心の在り方や考え方の傾向や癖に目を向けて、探り、それに気づくことで修正して行く、というレッスンでした。
体を整え、心を整えて、美しい声、美しい音楽をまさに実現して行くのです。
私も、他の人達も、体の不調を克服し、健康になっていく
その結果、私は今、20代や30代の頃よりずっと健康です。
もともと体力のなかった私ですが、30代の半ばからは頭痛をはじめ、体中にありとあらゆる痛みを抱えていました。
親知らずの抜歯の時に三叉神経を損傷したこともあり、顎にかなり強い痛みが常にありました。
もちろん疼痛コントロールで病院通いもしていました。
そんな中で、外科的な処置や薬では対処しきれない痛みに対して有効なのは、人の手によるマッサージや整体ではないか、西洋の医学では手が届かないところを東洋の医学は癒すのではないか…と思うようになりました。
そして岸田先生の整体を受けて、それは正解だと確信しました。
その後アロマ講座に通うことで、自分で自分を癒す技も少しずつ身につけ、更にアロマ講座がコーラスに変わってからは、痛みがとれて、元気になって行くのは私だけではなく、他のメンバーも同じであることを目の当たりにしました。
おそらく、それだからこそアロマ講座の人達は、歌が苦手な人でもコーラスを続けられたのでしょう。
体が整えられ、美しい音とハーモニーを奏でるようになる
そもそも健康を得るために集まったアロマ講座のメンバーだから、そのように元気になって行くだけでも有難いことなのに、私達はさらに、ずいぶんステキなハーモニーを奏でられるようになってきています。
もちろん技術的にはまだまだ未熟です。
でも岸田先生は、「誰でも自然な呼吸で、自分自身の光をしっかりと輝かせれば、その人らしい音を出せるし、みんなで同じ呼吸をすれば、その声が響き合って美しいハーモニーになる」とおっしゃって、指導してくださいます。
最初は先生の指導について行くだけで精一杯で、「響き合うコーラス」なんて全然イメージできませんでした。
でも今は、少しずつ「あぁ、これが先生のおっしゃっていることか…。」という実感を持ち始めています。
発表会でも、聴いてくださる人達を「響き」で包み込んで、会場全体が一つになっているような感覚がありました。
人は光のような存在
先生は、「人は光のような存在」だとおっしゃいます。
イタリア語で、「コーロ」は「コーラス」、「ルチェーレ」は「光」、だから「コーロ ルチェーレ」。
ひとりひとりが自分の「光」を放つことで、お互いに「共鳴する」、それがコーラスの醍醐味だ、と先生はおっしゃるのです。
それを信じて、それを夢見て努力してきた私達。
だから最初は「え?歌ですか?」と困惑していたメンバーも、次第に歌やコーラスが好きになり、更に一生懸命努力するようになっています。
そんなわけで、私達のコーラスは、人の心や魂を優しく包むことのできるハーモニーを奏でる集団になりつつあります。
音楽的にも少しずつ成長してきて、最初は2声も難しかったのが、今や3声でハモり、ソロパートをこなせる人も出てきました。
信じられないような成長ぶりで、その集団の中にいてさえ「奇跡」のように感じます。
クリスマス・コンサートに向けて
そしてこの秋から目指すのは、なんとクリスマス・コンサート!
練習期間は短いですが、簡単だけど、美しいクリスマスの曲を歌います。
そして…
楽譜を見ていたら、私は急にピアノのパートを弾きたくなりました。
ピアノを弾いても、みんなと一緒に歌っている気持ちになれそうに感じたのです。
思い切って先生にその気持ちを伝えたら、「ぜひ、やってください。」とのお言葉。
今までは歌いたい気持ちでいっぱいでしたが、今回、初めて「ピアノで歌いたい!」と思いました。
ピアノも弾きますが、アカペラの曲もあるので、歌も歌います。
ハンドベルの曲もあるので、もちろんそちらも演奏します。
歌にピアノにハンドベル…、もう、心が躍りまくりです。
今年のクリスマスが今から楽しみ!
練習、うんと、うんと頑張ります‼