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感性を育む!美しい色彩の絵とお子様が親しみやすい歌詞のついた『うたとピアノの絵本』①~③ ~お子様自身の自然な呼吸とリズムで「歌うように弾く」ための教材~

多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)で、初めてピアノを習うお子様が使うテキストを今までに2冊ブログで紹介しましたが、今日は3冊目「うたとピアノの絵本」①~③を紹介します。

うたとピアノの絵本①~③

テキストを3冊使うのは、レッスンに楽しく集中してもらうため

多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)では、初めてピアノを習うお子様は、種類の異なる3冊のテキストを使ってレッスンをスタートします。

1冊目の『おんぷのおえかき』では色を塗って音符を覚えて、
2冊目の『リズムとソルフェージュ』ではリズム感を養い、
3冊目の『うたとピアノの絵本』では「うたと一緒にピアノを弾く」ことを学びます。

ピアノを習い始めてすぐの子がいきなり3冊も使うの?…と思われるかもしれませんが、これはお子様がレッスンに集中するための工夫です。

小さいお子様がひとつのことに集中できる時間はそれほど長くありません。

そこで1つのテキストは10分を目安にして、「できた!」と思ったところですぐに次のテキストに移り、楽しいことが次々に出てくるような感覚でレッスンを受けてもらいます。

もちろんお子様の興味を強く引く課題があれば、そこは少し長めに時間をかけるようにします。

◆多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)で最初に使う3冊のテキストについて◆

(1冊目のテキストについてはこちら→「ぬり絵」感覚で楽しく「おんぷ」を覚える!『おんぷのおえかきワークブック①~③

(2冊目のテキストはこちら→1番人気はタンバリン!お子様達に大人気のリズムの時間 『4才のリズムとソルフェージュ』)

『うたとピアノの絵本』は、メロディーを弾くのと同時に歌詞を歌うテキスト

2巻 ひだりて ⑮

                

『うたとピアノの絵本』は、初めてピアノを習うお子様が、無理をせずに弾けるようになるためのテキストですが、最大の特徴は、すべての曲に「歌詞」がついていることです。

音符についた歌詞を歌いながら弾くのです。

1巻は右手、2巻は左手、3巻は両手と進んで行くのですが、どの曲にも「歌詞」がついていて、それぞれの音符を弾くのと一緒に「歌詞」を歌います。

『うたとピアノの絵本』を使う最大の理由は、「うた」が演奏の基本だから

ピアノを習うのに、「なぜ歌?」と思うかもしれませんが、それは「うた」が音楽の演奏の基本だ…と、私は思うからです。

このテキストの「まえがき」の冒頭に、著者の呉 暁(ご  あき)さんが「音楽は、うたうことから始まります」と書いているのですが、私も全く同感です。

「歌うように弾く」演奏が、「もっとも自然で音楽的な演奏」だと思うのです。

そこで私は、ピアノを習い始めてすぐのお子様には必ず「歌いながら弾く」テキストを使って指導しています。

これはずっと将来の話ですが、ベートーベンとか、モーツァルトとか、ショパンとかの曲を弾くぐらいの腕前になってからも、弾きにくい部分を「歌いながら弾く」と、がぜんメロディーが流暢に流れて音楽が生き生きしてきます。

ピアノを習いたてのお子様も、「歌いながら弾く」ことで、お子様自身の自然な呼吸とリズムで「歌うように弾く」ことを体得してもらうために、「うた」のついているテキストを使っています。

感性を育む!会話がはずむ!…「うたとピアノの絵本」には、お子様が身近に感じられる絵と歌詞がついている

さて、ピアノの導入期のテキストで「うた」がついている教材は他にもたくさんありますが、『うたとピアノの絵本』を私が選ぶのは、お子様にとって親しみやすい絵と身近に感じられる歌詞がついているからです。

「絵本」というのにふさわしく、楽譜を広げた時に、小さな子供や可愛いらしい動物たちが主人公で、背景には空や野原や海や川といった自然の風景が描かれ、そこに花や木、果物や野菜、お菓子やおばけ、新幹線やパトカーなど、お子様達の興味をひきそうなものがたくさん色彩豊かに描かれています。

最初は、「みんな あそぼう」。(1巻①)

ちょっと進むと「おやつ チョコレート」(1巻⑦)「ピーナッツとアーモンド」(1巻⑧)

この「絵本」の絵と歌詞のおかげで、お子様たちはいろいろな話をしてくれます。

「たこはあしが8ぽんもあるの?ほんと?」(2巻⑧)

「あした、ほんとにうんどうかいなの。」(2巻⑳)

「フライドポテトのページまでやりたい!」(3巻⑰)なんてリクエストが出たりもします。

このテキストの絵や歌詞が、お子様達の豊かな感性を育みながら、ピアノを弾くことを覚えて行くのに大きく役立っているのを感じます。

驚きのエピソード「飛行機は車より小さい

このテキストを使っていて一番驚かされたのは、当時年中さんのMちゃんの言葉です。

「ひこうき はやい」「ジャンボジェットとんだ」(2巻⑯、⑰)の時、

「このひこうき、おっきすぎ」と、言うのです。

確かに、見開きいっぱいに飛行機が書かれています。

「ジャンボジェットだからね」と私が答えたら、

「ひこうきって、ちっちゃいじゃん」とMちゃんは真剣に言うのです。

不思議に思って「え、飛行機は大きいじゃない」と言ったら、

「くるまよりちっちゃい!」と力説するのです。

びっくりしました。

Mちゃんの瞳をのぞきこんで…そして気がつきました。

Mちゃんの瞳に映るのは、空を飛ぶ飛行機なのです。

あぁ、だから車より小さいのか…

子供の目線にはっと驚かされると同時に、その素直な感性に感動しました。

こんな会話を引き出してくれるのも、この『うたとピアノの絵本』ならでは…と思います。

以上、多摩の森ピアノ教室で、初めてピアノを習うお子様のテキスト「うたとピアノの絵本」についてご紹介しました。

よろしければこちらもご参照ください。

◆多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)で最初に使う3冊のテキスト◆

(1冊目はこちら→「ぬり絵」感覚で楽しく「おんぷ」を覚える!『おんぷのおえかきワークブック①~③

(2冊目はこちら→1番人気はタンバリン!お子様達に大人気のリズムの時間 『4才のリズムとソルフェージュ』

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