「ひょっとしてうちの子、音痴?」…いえ、ご心配なく!大丈夫かもしれません。
小さな子の子育て中で、お子様の歌がなんとなく調子っぱずれで、「うちの子の音感、大丈夫?」という不安をお持ちのお母様、お子様が小学校入学前なら、その心配は杞憂かもしれません。
「ひょっとして音痴?」と決めるのは、時期尚早です。
なぜなら幼児期に歌の音がはずれていても、成長につれてちゃんと歌えるようになる子がほとんどだからです。
音がわからないのではなく、まだ出すことができない…ということ
多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)では今までに、お子様の「音感」が不安…と最初におっしゃったお母様が3人いました。
でもそのお子様達は3人とも小学校の低学年、だいたい2年生ぐらいでちゃんと歌えるようになりました。
最初は確かにお母様達が「音痴なのでは?」と、不安になるのがわかるような歌い方でしたが、成長とともにちゃんと歌えるようになって行きました。
それはピアノのレッスンに通って訓練したから…という面もありますが、それだけでなく、ノドの成長が追いついた…ということが大きいと思います。
小学校入学前のお子様で、時々歌の音程がうまくとれない子がいますが、それは「音がわからない」のではなくて、音を出すためのノドがまだ発達していないことがほとんどです。
それは、背が低いから高い所に手が届かない、とか、手が小さいから鍵盤の離れた音を同時におさえることができない…というのと同じで、音は聴き取れていても、その音を出すための体の成長がまだ…ということです。
当然、少したって体が成長すればできるようになるのです。
だからお子様の歌を聴いて「あれ?」と思っても、小学校の低学年の頃までは、その成長を見守ることをお薦めします。
大切なのは、「歌はちょっと…」とか「音痴かもしれない…」という苦手意識を持たせずに、ためらわずに声を出して歌う機会を多くつくることだと思います。
「歌」を重視する、多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)のレッスン
多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)では、レッスンに歌を多く取り入れていて、ピアノを初めてすぐの生徒さんは、「歌詞を歌いながらピアノを弾く」というスタイルをとっています。
それは音楽のエッセンスは「歌」であり、ピアノも「歌うように弾く」ことを目指すからです。
(詳しくはこちら→感性を育む!美しい色彩の絵とお子様の親しみやすい歌詞のついた『うたとピアノの絵本』①~③ ~多摩の森ピアノ教室の教材紹介~)
「うちの子、歌はちょっと…」と思っていらっしゃるお母様にとっては「大丈夫かなあ…」と、不安に思われることでしょう。
でも、ご安心ください。
多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)では、音がとりにくいお子様や、声が出にくいお子様には、必ずしも正しい音で歌うことを求めません。
「そのうちきっと、正しい音で歌えるから」と言いつつ、音の正しさよりも、弾きながら「音に合わせて声を出すこと」に集中してもらいます。
これは、「歌がちょっと苦手」という生徒さんや、風邪などで一時的に声が出にくくなっている生徒さんに対しても同じです。
なので、不安に思われるお母様、ぜひ安心してください。
正しい音程で歌えるようになったK君
冒頭で紹介した、歌の音程が不確かなうちの1人、K君も、最初にいらした時にお母様が「歌の音がちょっと変で、音感が不安」とおっしゃっていました。
私は当教室(日野市程久保)で使うテキストと、それを使う目的を説明した上で、「たぶん小学校2年生ぐらいになれば普通に歌えるようになると思います。」と申し上げておきました。
「そうでしょうか…」と、お母様はその時は不安気でしたが、その後確かにK君は小学2年生ぐらいでちゃんと正しい音程で歌えるようになりました。
ノドが成長したからです。
そしてレッスンに熱心に通ってくれたからです。
K君は、最初は少し声が低めの男の子でした。
歌う時、高い音がうまく出ませんでした。
でも、歌うことが嫌いということもなく、音がはずれていても一生懸命に弾きながら歌ってくれました。
歌っていて、思ったような音が出せなくても、「そのうち出るようになるよ。」という私の言葉を疑うことなく信じてくれました。
そしてK君は、小学生になった頃から少しずつ高い音が出せるようになりました。
高い音が出せるようになるたびに「ほら、この音も出せるようになった!」と指摘すると、「そうなんだ…。」と目を丸くしていました。
小学2年生の終わり頃には、誰が聞いても普通に、正しい音程で歌えるようになっていました。
何事にも一生懸命に取り組むK君は、その後中学校に入学する直前までピアノを頑張りました。
ピアノスタディを終えて、グレードテストも受けて、ハノンとブルグミュラーまで進みました。
(詳しくはこちら→レッスン案内~ レッスン教材)
K君は、中学校に慣れたらまたピアノのレッスンに通いたい…と言いつつ、まだお休みしたままです。
でも、いつかきっとまたピアノに挑戦してくれることでしょう。
K君以外の他の2人も、だいたい似たような成長を見せてくれました。
3人では根拠に乏しいかもしれませんが、ボランティアで保育園や小学校で音楽活動のお手伝いをした経験からも、だいたいみんなそうなのでは…と思います。
というわけで、「うおちの子、ひょっとして音痴?」と不安に思うお母様、成長によってお子様が正しく歌えるようになる可能性は高いので、あまり不安になりませんように。
「うちの子は歌が苦手だから」と決めつけずに時を待つこと、そして歌う機会を多くもつことをお薦めします。
ピアノのレッスンは更に効果的なので、不安な方はぜひ体験レッスンを受けてみてください。
多摩の森ピアノ教室では、無料体験レッスンを受け付けています。お申込みをお待ちしています。
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