ピアノの自宅練習の時にお勧めの、音が美しくなる魔法の言葉「おヘソをまっすぐにピアノへ向ける」
多摩の森ピアノ教室が日野市程久保に開講したのは今春(2023年)4月ですが、私のピアノ指導歴は間もなく20年になります。
自宅練習の勧め
多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)では、ご自宅での練習を「目には見えない宝物を自分の中に蓄えて行く時間」と捉えて大切にすると共に、「親子で共有できる宝物の時間」とも捉え、親子での自宅練習をお勧めしています。
「自宅練習について」詳しくはこちら
練習について① ピアノの練習の魅力 ~「努力の価値」について~
練習について② 「自宅練習」の大切さ ~お子様に見る4つのタイプについて~
練習について③ 自宅練習はお子様との期間限定の宝物の時間!」~これを大切にしない手はない!~
今日は、お子様がご自宅で練習する時に、音が劇的に美しくなる魔法のような言葉があるので、ご紹介したいと思います。
魔法の言葉の効果
魔法の言葉とは、タイトルにある「おヘソをまっすぐにピアノに向ける」です。
おヘソをまっすぐにピアノに向けると、ピアノに対して良い位置に座ることになり、同時に自然と姿勢が良くなって、良い音を出せるようになります。
他のどんな言葉よりも伝わりやすく、確実に効果があります。
お子様の姿勢をちらりと確認して、もし姿勢が悪いな…と思ったら、ぜひこの言葉をかけてみてください。
お忙しいお母様でも、ちらりとお子様の姿勢を確認するだけ、
ピアノの経験のないお母様も、簡単な言葉をかけるだけ。
短いシンプルな言葉ですが、その効果を実感できるのではないでしょうか。
レッスン中にこの言葉をかけると…
もちろん多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)でも、レッスン中に「おヘソをまっすぐにピアノへ向けて」という言葉を使っています。
実は、姿勢の悪いまま弾き始めようとする生徒さんが結構いるのです。
弾きたい気持ち満々で、ピアノに向かう時に既に手が前に伸びていて、椅子に座ると同時に音を出す…その気持ちは微笑ましいのですが、姿勢が不安定なまま弾きき出すと、当然きれいな音は出ません。
そんな時にこの言葉を使うと、あらあら不思議、たちまち良い姿勢になります。
そうすると、ぐんと音が美しくなるのです。
「ピアノにおヘソを向ける」と言うと、みんなびっくりして、一瞬「え?」という顔をしますが、これが良い姿勢になるのに一番わかりやすくて、的確な指示なのでしょう。
「ピアノに向かってまっすぐに」とか「背筋を伸ばして」とか言うよりもずっと、ピアノに対する向きや位置が正確になります。
それに小さいお子様にもわかりやすい言葉なので、確実に生徒さんに伝わるようです。
お家でお子様がピアノの練習をする時、ぜひお子様の姿勢に気をつけてみてください。
そして姿勢が悪いな…と思ったら、早速この言葉を試すことをお勧めします。
きっと効果抜群、音が美しくなることでしょう。
この言葉を使うようになったきっかけ
この「おヘソをピアノに向ける」という言葉ですが、実はある保育士さんが園児達に話すのを聞いてヒントにさせてもらいました。
10年以上前のことですが、私の母が、私の娘の出身保育園で朗読のボランティアをしていて、それについて行った時に聞いた言葉です。
「人の話を聞く時は、お話している人におヘソを向けるんだよね?みんなのおヘソ、今どこを向いていますか?」
確かに、おヘソを話している人の方に向けるとその人に対して体を真正面に向けることになるので、横や後ろには向けません。
まっすぐ前を見ることになります。
そうするとおしゃべりができなくなるだけでなく、姿勢も良くなり、「耳を傾けて聴く」態勢ができます。
実際、騒然としていた園児達がとても静かになって、お話を聴ける態勢になりました。
シンプルでわかりやすく、魔法のように不思議で、ステキな言葉だと思いませんか?
そこでこれはピアノに向かう姿勢にも使えるな…と思ったのです。
以来、多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)では、姿勢の悪い生徒さんに「ピアノに向かっておヘソをまっすぐに向けて」と言うようにしています。
もちろん効果は抜群です。
以上、「ピアノの音が美しくなる魔法の言葉」を紹介しました。
ぜひご家庭で、その効果を実感していただきたいと思います。
多摩の森ピアノ教室(日野市程久保)では、体験レッスンを受け付けています。お申込みをお待ちしています。
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