コーロ ルチェーレの合宿、そして「仲間意識」
今週から、私の所属するコーラス グループ、コーロ ルチェーレの練習が再開します。
7月6日の発表会の後、7月末に合宿があり、その後は夏休みでした。
発表会について、詳しくはこちら↓
・チャペル コンサート コーロ ルチェーレ&岸田順子 2024年7月6日(土)成城キリスト教会
・チャペル コンサート コーロ ルチェーレ&岸田順子 無事に終了!
合宿は、毎年長野県の松原湖近くのコテージで行われます。
今年は4泊5日と、いつもより長めでした。
コーラスの合宿なんて、高校生とか大学生の部活動みたいですが、
この年になってこんな機会があるのは嬉しいし、楽しいし、本当に感謝しています。
朝から晩まで、家事や仕事(数年前までは「育児」も)から解放されて、
大好きな歌のためにだけ時間を過ごせる…こんな幸せなことはありません。
歌の練習だけではなくて、歌に必要な体づくりとか、呼吸法の習得とか、
歌のための整体や座学など、ありとあらゆることを学んできました。
そしてこの合宿、今年はなんだか少し特別な気がしました。
合宿のプログラム自体はいつもとそう変わらないのですが、いつもとは違う、
というか今まで感じたことがない感覚がありました。
それは何か…いつの間にか出来上がった「仲間意識」のようなものです。
それも結構、強力な。
それは今まで、感じたことがないものでした。
いつもはコーラスでしか顔を合わせない私達。
年齢も、立場もそれぞれ違います。
でも、コーラスを始めて、毎年合宿で夏の数日を共に過ごすようになって、
いつの間にか10年を超える歳月が過ぎました。
途中コロナ禍で中止になった年もありますが、そこを越えて、いつの間にか結構な年数です。
長い時間を一緒に過ごしたのだから、仲が良くなるのは当然かもしれません。
でも、腹を割って話しをしたり、良い演奏をするために共に頑張ったりする中で、
それぞれの良い所も悪い所も、それぞれのステキな部分もカッコ悪い部分も、
お互いにさらけ出し合い、受け止め合ってきました。
そこから生まれる信頼と安心感…。
そして、いつしか自分にはこんなに頼もしい「仲間」がいたのだ、という思いが、
今更ながらフツフツとわき上がってきました。
こんな気持ち、今年初めて気づきました。
そんなことを合宿中に、ふと私が口にしたら、次々とみんなが
「私もそう思う。」とか「同感、まさにそんな感じ。」と、賛同してくれました。
なんだか感激しました。
なんか「青春」みたい。
いや、遅れてきた「青春もどき」でしょうか…。
思えば本当の、いわゆる「青春時代」の年齢の時、私にはそういう「仲間」はいませんでした。
部活動もやっていたし、歌もやっていた、そして「合宿」なるものにもずいぶん参加していました。
でも、「仲間」のいる喜び、安心感や頼もしさ、といったものは、今初めて味わっています。
本当にありがたいことです。
人生、わからないものです。
いつ、どんな展開になり、何を得られるのか…。
自分が望む方向、目指す方向に向かっていると、いつの間にか同じ志を持つ人達と仲間になって行くのかな…と思います。
「大事なものを大事にする」…その積み重ね、ではないでしょうか。
今年の合宿で得たものに、これからまた日頃の練習の中であらたに積み重ねて行き、そして次の発表会、次の合宿へとつなげて行く…。
そうやって、毎年、少しずつ進歩して行けるのだと思うと、本当に幸せです。
この喜びを、できるだけたくさんの人に還元して行こうと思います。