「当たり前」と思っていることに感謝する
今日は久しぶりに涼しくて、ホッとしています。
長く停滞していた台風10号がようやく熱帯低気圧に変わったと思ったら、すぐに暑さが戻りました。
この前「涼しい」と思ったのが台風の影響による大雨だったなんて、なんだか皮肉です。
全く、今年の夏は暑いです。
ひとつの台風がずっと同じところに停滞したのも異例なら、進路も異例、そして台風から遠く離れたところでも大雨の被害…というのが最近の傾向です。
この暑さも含めて、異常気象…と思っていたら、さきほど気象庁も「今年の夏は異常気象」と発表していました。
「異常気象」とか、「〇年に1度レベルの」という言葉を最近たくさん聞いています。
何だか「異常」が常態化してしまっている気さえします。
そういえば8月の始めには日向灘を震源とする地震の後に、南海トラフ地震臨時情報が出されました。
幸い南海トラフ地震はありませんでしたが、各地で地震は続いています。
思えば、2024年は能登半島の地震でスタートしました。
大自然の脅威や巨大化する災害を前に、今までの経験とか常識みたいなものが覆されて行く感じがします。
そういう中で、何か自分ができることってあるのでしょうか?
できることは…ないのかもしれません。
かといって、無力感に苛まれるだけではむなし過ぎます。
それならば、せめて今と言う瞬間を大切にして、一生懸命生きたい、と思います。
命があること、生かされていることに一瞬、一瞬感謝して、今できることを、目の前のことを精一杯やりきる…。
自分自身を大切にいたわる、そして同じようにすぐ目の前の人や、まわりの人、関わりのある人を大切にする…それが大事ではないか…と思います。
今、「当たり前」に享受できていることは「当たり前」ではなく、「当たり前」に受け取れていることは、とても幸せなことなのでしょう。
「当たり前」と思っていることをあらためて見直して、感謝しながら生きていたい…と思います。
困難の中にいる方に、必要な助けと慰めと励ましとが行き渡ることを祈ってやみません。