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5/12岸田順子リサイタルのリハーサル(ピアノ:須江太郎 オルガン:山口玲子)

コンサートのリハーサルに何度か立ち会ったことがありますが、リハーサルにはコンサートとは違う面白さがあります。

演奏家がコンサートを作り上げていく様子は、芸術家が作品を作り上げてゆく過程であり、それを見られるのはなんとも楽しいものです。

5月に私の師・岸田順子先生がリサイタルを開くことになっていて、先日そのリハーサルに立ち会ってきました。

(岸田順子先生についてはこちら→人生の質を変えた師との出会い

場所は府中の森芸術劇場のウィーンホール。

私が大学を卒業してから10年間勤務していたところです。とても響きの良いホールです。

先生が今回このホールを選んだのは、伴奏にピアノとオルガンを必要としていて、演奏曲目は宗教的な題材の作品が多いので、最初は教会を考えていたのですが、コロナ禍で借りることができずに困っていらしたので、私がお薦めしました。

ウィーンホールを利用するのは初めてですが、大変気に入ってくださいました。

先生の歌は、声の響きの美しさもすごいのですが、歌詞がはっきりと聴きとれるだけでなく、言葉の意味そのものが直接心に響くような迫力があります。

聴いていて心地よいだけでなく、歌の振動が翌日になっても体に残っているぐらいの熱量があります。

須江太郎さんの繊細で流麗なピアノと山口玲子さんの壮麗なオルガンの伴奏が付くのですが、リハーサルではその音のバランスを、歌の立ち位置やホールの残響可変装置で試しながら決めて行きます。

その過程の面白さ、そして豪華さ!3人の演奏家の協演だけでも面白いのに、そこに先生のご主人・生郎先生が舞台のスタッフの人と相談しながら的確な指示を出して行かれます。

生郎先生は、現在昭和音楽大学の客員教授ですが、サントリーホールや新国立劇場を立ち上げた方です。

リハーサルには他に、順子先生のお姉様である林睦子先生もいらっしゃいました。

林先生はピアノの須江さんの指導者です。そして作曲家の新垣壬敏先生もいらっしゃいました。

今回の演奏会の演目は、ほとんど新垣先生の作品だからです。

そしてオルガンの山口玲子さんは、新垣先生のお嬢様です。

なんて豪華なリハーサルでしょう!それが意見を出し合って調整して、音楽を、そして演奏会を創り上げて行きます。

3人の素晴らしい演奏に、新垣先生も大層満足しておられました。

新垣先生の作品も素敵です。

歌詞に宿る信仰心がしっかりと曲に表現されていて、それが岸田先生の歌と伴奏者の演奏でホールに響きわたります。

今回、私が演奏会のプログラムを作成するので、この日、新垣先生から曲目の解説をいただきました。

これがまた素敵!作曲家が、どのような思いを曲に込めたのかをご自分の言葉で語ると格別なものがあります。

…というわけで、とてもスペシャルな一日でした。

 そうそう、ウィーンホールで演奏を聴きながら、ふと思いました。

お教室の発表会、ここで出来たら良いかも…と。

私は本来、小さな会場で、舞台が客席よりあまり高くない、全体に一体感がある会場が好きで、しかも生徒さん達の家のそばが良い…と思っていて、今のところ高幡不動駅近くの七生公会堂を目標にしています。

(ここにもスタインウェイのピアノがあります!)

でも、この響き、そしてヴィジュアル…生徒さん達も演奏会気分を味わえてよいかも…と思いました。

ウィーンホールは、いろんなお教室の発表会で使われていて、よくそのホームページに載っていますが、とても映えています。

来年4月から1年かけて府中の森芸術劇場は休館して改装するそうですが、再来年、新しいホールで発表会が出来たら嬉しいな…なんて思いました。

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