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幼少期の音楽体験の大切さについて ~子ども達にステキな曲、ステキな音楽をたくさん聴かせてほしい‼~

5才ぐらいの子供を育てているお父さん、お母さん、

お子さんは今、どんな曲が好きですか?

どんな歌を歌っていますか?

その歌を、ひょっとしたらお子さんは一生覚えていて、一生好きかもしれません。

あるいはその曲や音楽が、お子さんの人生を方向づけるかもしれません。

今、聴いている音楽や、歌っている曲が一生モノだとしたら、

それがいかに大切かを感じ、大事にしようと思いますよね。

いわゆる「幼児期」の音楽体験がどれだけ大切か…ということを、
私は去年(2025年)の年末に、妹の死を通してあらためて痛感しました。

そこで今日は、妹と私の子供の頃の音楽体験と、それが今につながっている…
ということをお話させてください。

「幼少期」の子供をもつお父様、お母様にぜひお読みいただきたいと思います。

妹がずっと覚えていた讃美歌『しゅの いのり(主の祈り)を』

妹は甲状腺がんを患い、昨年(2025年)の年末に57才でこの世を去りました。

妹はその最後の1月半を、牧師がいるホスピスで過ごしました。

妹はクリスチャンではなかったけれど、
最後の時をキリスト教の理念に基づいて設立されたホスピスで過ごすことを希望したのです。

そこで妹は牧師に、幼い頃に、姉の私と共に教会学校に通っていて、
そこで習った讃美歌を今でも1曲だけ覚えている、と伝えたそうです。

それが何かを尋ねたところ、『しゅの いのりを』という答えが返ってきました。

妹は、その年のはじめに甲状腺を摘出して声を失っていたので、
これらの言葉はすべて会話用のボードを通してでした。

その後すぐに妹の容体は悪化してしまい、それ以上のことは聞けませんでしたが、
不自由なコミュニケーションの中、かろうじて「覚えている」という讃美歌を聞き出すことができて、
告別式にあたる「お別れ会」の最後に参列者一同で歌って送ることができたのは、とても幸いなことでした。

5才の頃に習った讃美歌『しゅの いのりを』が、妹を支え続けてくれた

それにしても妹が『しゅの いのりを』を覚えていたとは、驚きでした。

妹が教会学校に通っていたのは5才から7才ぐらいの頃です。

その時に習った讃美歌を、その後50年も覚えていたなんて!

妹は、音楽大学でピアノを専攻したものの、人生の半分以上は病気との闘いでした。

その苦しい中、きっと妹の心の中でこの讃美歌がずっと響いていたのでしょう。

声を失ってなお、心の中で歌っていたのかもしれません。

『しゅの いのりを』は、

「しゅの いのりを ささげましょう  イエスさまからいただいた
しゅの いのりを  しゅの いのりを  しゅの いのりを ささげましょう」
(作詞:須藤 とき  作曲:岡本 敏明)

という歌詞の、シンプルだけど、神様に通じる感動的な讃美歌です。

妹はきっと死の淵を歩みながらもこの曲を歌い、そして歌いつつ天に召されたのではないか…
そんな気がします。

讃美歌「しゅの いのりを」が、妹を生涯にわたって支えてくれたのだと思うと、
感謝と共に深い感動でいっぱいになりました。

教会で見つけた「こどもさんびか」妹と私が子供の頃に使っていたのと同じ讃美歌集

私にとっての『しゅの いのりを』 ~好きだったけど、忘れていた~

この『しゅの いのりを』という讃美歌は、私も好きな曲のうちの1つでした。

ただ、私はこの曲をずいぶん長い間、忘れていました。

ステキな曲、魅力的な音楽がこの世にはたくさんあって、子供の頃に習った讃美歌なんて、
すっかり忘れていました。

それが15年ほど前から教会でピアノを弾くようになり、
2年ほど前からは子供向けの教会学校でもピアノやオルガンを弾くようになり、
そんな中、教会の本棚で、懐かしい讃美歌集を見つけた…それが「こどもさんびか」という讃美歌集、
私と妹が子供の頃に教会学校で使っていたのと同じ讃美歌集でした。

それ以来、子供向けの教会学校で「こどもさんびか」から、
私が子供の頃に好きだった讃美歌を扱うようになりました。

『しゅの いのりを』は、そのうちの1曲でした。

教会学校での音楽体験は、私の人生を方向づけていた…

妹を送りながら、『しゅの いのりを』が妹の大好きな曲であり、
大切な思い出であったことに思いを馳せると同時に、私にとっても大事な曲であり、貴重な体験だった…、
というよりもこの時の経験こそが自分のその後の人生を方向づけていたことに気づきました。

子供の頃に教会学校で歌う讃美歌が好きだったから、大学生になって宗教音楽が好きになり、
その後ピアノ講師となり、クリスチャンとなった時に音楽で貢献しよう、と思ったのでした。

オルガンの音色が好きで、そこに敬虔な響きを感じるのも、
教会学校で聴いていたのがオルガンの音だったからなのでしょう。

子供の頃の環境や音楽体験が今につながっている…そのことを、ひしひしと感じました。

子ども達にステキな音楽体験をたくさん与えてほしい!

子供の頃の環境や音楽体験が生涯にわたって影響する…と思うと、子育て中のお父さん、お母さんにとって、
今、子供にどんな環境を与えるのか、どんな音楽体験をさせられるのかがとても重要だと、
あらためて感じるでしょう。

どんな音楽を聴かせるのか?

どんな曲を歌わせるのか?

気負う必要はないけれど、ステキな音楽、ステキな曲をたくさん聴かせて、たくさん歌わせてほしい、
と思います。

思わずワクワクするようなリズミカルで楽しい曲、人を思いやる優しい言葉で綴られた歌、
美しいメロディやもの悲しい音、荘厳なハーモニーなど、世の中には、
ステキな曲、ステキな音楽は無数にあります。

たくさんのステキな音楽の中で、きっとお子さんの心をつかむ曲がたくさんあるはずです。

専門的に音楽を学んだり、音楽の道に進まなくても、ステキな音楽は子供達の心を豊かに育んで行くでしょう。

大人になるにつれて、子どものころに聴いた曲を忘れたとしても、
(そして忘れる曲の方が断然多いと思いますが)、
何かの拍子に思い出すかもしれないし、思い出すことがなかったとしても、
無数のステキな音楽が、聴いた子供の血となり、肉となり、細胞となり、
そして魂に刻み込まれて行くのだと思います。

そう考えると、ピアノ講師として、あらためて私も身の引き締まる思いです。

生徒さん達の今、聴いている一音一音を大切にして、音にも生徒さんにも愛情を込めて行きたいと思います。

以上、本日は妹が子供の頃に覚えていた讃美歌を通して、幼児期の音楽体験の大切さについてお話しました。

音楽は、どんな時も人を支え、励ます力を持っています。

そんなステキな音楽を、お父さん、お母さん、お子さん達にたくさん与えてあげてくださいね!

多摩の森ピアノ教室は、無料体験レッスンを行っています。ご応募はこちらから。