「頑張れ」じゃなくて「カワイイ」！　～パリオリンピックの金メダリスト・鏡優翔選手を励ます言葉～

パリオリンピックで印象的だったことの一番は、「北口榛花選手の笑顔」と、先日ブログに書きましたが、もう一つ。

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パリオリンピック終了！最も印象深いのは、やり投げの北口選手「ピンチの時こそ笑顔」‼

一番最後に日本に金メダルをもたらした、レスリングの鏡優翔選手のマウスピースに書かれていた「カワイイ」の文字。

本当にカワイイ‼

そしてこれ、鏡選手は「頑張れ！」と言われるより、「カワイイ」と言われる方が力がわいてくるから…だそうです。

本当にカワイイし、すごい‼素晴らしい‼

「頑張れ」と言われるのが辛い…という話をよく聞きます。

頑張っている人に対して「頑張れ」と言うと、「これ以上どうやって頑張れと言うのだ」と思うって。

すごくよくわかります。

私もそういう気持ちになったことがあるし、我慢できずにそう言ったこともあります。

一方で、「頑張れ！」以外にかける言葉を見つけられないから「頑張って」と言うこともあります。

「ベストを尽くしてね！」とか、「すべての力を出せますように！」などの言葉に置き換えることもあるけれど、やっぱり「頑張れ」と励まさずにはいられない…

言われる方の辛さをわかってはいるのだけれど。

そんな時、「カワイイ」って言われると力が出せます、なんて言って、しかもそれを書いていてくれたら、思わず「カワイイ‼」って大声で応援したくなります。

そして鏡選手は、ヒマワリが大好きだとか。

だから応援席で、ご家族が黄色いTシャツを着て、ヒマワリを頭につけて応援していたのですね。

これだけ自分の好きなものをしっかり自覚して、周りも巻き込んで自分を鼓舞するって、さすが金メダリスト、モチベーションの高め方が見事です。

「自分を知ることが大事」って、別の場面でしたが、元体操選手でメダリストの池谷幸雄さんが言ってたけど、競技以外の部分でもモチベーションを上げる努力、すごいです。

もちろん普通の人はマウスピースはしないし、自分が最高のパフォーマンスをしたい時に自分や家族でひまわりの花をつける…なんてことはできないだろうけど、自分らしい何かはきっとできるでしょうね。

ヒマワリが好きならヒマワリ柄の服を着るとか、「カワイイ」って書いてあるピンバッチをつける…とか。

私だったら何だろう？

どういう言葉を聞くと力がわくかな？

さすがに「カワイイ」ではないし、ヒマワリも違う…。

…即答できません。

あ、でもレッスンでは、生徒さんに「キレイ」とか「ステキ」を連発しています。

生徒さんが「キレイ」に弾いてくれると、とても嬉しいし、「ステキ」な気持ちになります。

「キレイ」や「ステキ」という言葉が、生徒さんのモチベーションをアップできていれば嬉しいです。

その気持ちを更に込めて、「キレイ！」や「ステキ‼」を連呼してみようと思います。